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社長の「平成25年度 年頭ご挨拶」を掲載しました。

2013.01.01
お知らせ

代表取締役社長  金子 満

 平成25年の輝かしい新春を迎え、謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。
日頃よりご支援を賜っております多くの方々に深く感謝を申し上げます。
 昨年は、年明け早々に欧州危機を背景として、ユーロが97円30銭というユーロ安と、ユーロ5ヵ国特にイタリア、スペインのフィッチレーティングスによる国債格下げという欧州債務危機の波乱含みの年明けでした。
 年半ばには、ユーロも95円台まで下落するなか、スペイン国債の利回りが 7%超と、国の資金調達が難しくなる危険水域に入り、スペインに対して欧州各国が1000億ユーロもの支援を行い何とか危機を回避しましたが、年が明けてもこの危機が去ったという見方はどこからも聞かれません。
 また、記憶に残る昨年のニュースとしてミャンマーの民主化、8月のロンドン五輪での日本選手の活躍、京都大学の山中教授のiPS細胞研究におけるノーベル賞受賞など経済活性化に好材料となる出来事もありました。 
 新しく迎えた年、今年の干支は「巳」となりますが、「昔からヘビはお金を運んでくる」と言われておりますので、これにあやかって日本経済を含めて世界の経済環境が上向きに変化していくスタートの年になって行くことを願っております。
 日本経済は、昨年末に策定された政府見通しにおいて、GDP実質成長率は1.7%、消費者物価上昇率は0.5%程度になると見込まれており、完全失業率においても昨年の4.3%から4.1%に改善されると報じられているように、緩やかに回復しつつあり、復興施策の着実な推進や雇用、収益環境の持ち直しなどを背景とした幅広い国内需要が成長を支える一方、中国不安や電力制約、慢性的に続く円高が阻害要因となって、製造業を取り巻く環境は大きく好転することは難しいと考えます。
 このように製造業を取り巻く環境は決して良好とは言えませんが、今年もトーハツは「社会貢献」「顧客満足」の企業理念のもと、環境に適合をする変化をし続けてまいります。
 昨年、会社設立80周年を迎え、次の10年へ向け、新たに全社員のエネルギーを結集して新年のスタートを切りました。何卒旧年に増してのご支援、ご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
 最後になりましたが、新しい年が皆様にとりまして幸せで実りの多い年となりますようお祈り申し上げまして、年頭のご挨拶とさせて頂きます。