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社長の「平成27年度 年頭ご挨拶」を掲載しました。

2015.03.03
お知らせ

代表取締役社長  日向 勇美

 平成27年の新年を迎え、謹んで新年の御挨拶を申し上げます。
 ステークホルダーの皆様の多大なる御支援、御協力を頂き、本年も無事新年を迎えることが出来ました。旧年中に賜りました御支援、御協力に深く感謝申し上げます。
 昨年の日本経済を振り返りますと、安倍首相は一昨年の政権発足後、金融、財政、成長戦略の3本の矢で日本経済をデフレから脱却させ、好循環に乗せると言った狙いを掲げ、その後の舵取りの成果として、失業率の低下と株価の上昇と言った好効果へ導きました。又昨年10月に日銀が追加金融緩和を決めた効果に拠り、為替レートは対ドルで年初の104円台から120円台と16円も円安となり、日経平均株価も15,000円台から17,000円台へと大きく上昇しました。その一方、消費税増税の影響に拠り、昨年4月以降は要否の落ち込みが顕著に現れ、GDPは2四半期連続でマイナス成長となり、国内の景気は低迷したまま年末を迎えた様に感じます。収益が拡大した大手企業と業績の厳しい中小企業、都心部の企業と地方の企業の収益格差、更には同じ業界内に於いても勝ち組と負け組が混在する等、これまで以上に景気の不透明感が増しております。海外に目を向けますとウクライナ情勢の緊迫化やイスラム国によるテロの拡大、更には西アフリカ諸国でのエボラ出血熱の発生等の話題は、弊社のみならず、多くの企業に影響を及ぼしたものと思います。
 この様に国内外の弊社を取り巻く経営環境は絶えず変化しており、マリン、防災業界共に競争が益々激化しております。その様な中、昨年、マリン事業ではMFS40/50及びBFT60~BFT250(国内向けにはBFT75/90及びBFT150)の中、大型船外機の発売開始に伴い、欧州市場に於いて、新たな販売網の開拓に向け果敢に挑んで参りました。防災事業では昨今の多発する自然災害発生時の対応を鑑みて、新たな試みとして水陸両用車の取扱いを開始したところでございます。この変化の大きい時代に勝ち残るため、今年も弊社は全社員が一丸となって、積極性と行動力を発揮し、新しい可能性への挑戦を続けて参ります。何卒旧年に増しての御支援、御協力を賜ります様宜しく御願い申し上げます。
 最後になりましたが、新しく迎えた年、今年の干支は「未」ですが、群れなす羊は家族の安泰を示し、平和に暮らすことを意味すると言われております。今年の干支の如く、新しい年が皆様、並びに御家族の皆様にとりまして幸せで、実りの多い年になります様お祈り申し上げまして、年頭の御挨拶とさせて頂きます。