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プロペラの話

ベストマッチングなプロペラの選択方法・メンテナンス等について、ご案内します。

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プロペラの話(9)

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地域、場所によっては毎日浅瀬をある時間航走しなければならない事があります。そうなると海(川)底の砂・泥などにより、プロペラが磨耗してしまいます。こうなるとプロペラの外径が減少するため、プロペラの推力が減少し、回転が上昇してしまいますので、定期的にプロペラを交換する必要があります。またエンジンの冷却水にも砂や泥が混入しますので、プロペラシャフトハウジングの内径とプロペラの前側部分が磨耗して、図のように排気ガスが漏れ、この排気ガスがプロペラのブレード(翼)に達するとプロペラは水と排気ガスをかく形となるので、

推力は落ち、回転も上昇してしまいます。これは以前に説明したキャビテーションに一見似ているが、水が沸騰して水蒸気になったのではなく、最初からガスがブレードにくるもので、これをベンチレーションと呼びます。このベンチレーションを起こした場合は、プロペラシャフトハウジングを交換する必要もでてきます(トランサムセッティングで船外機を高くセットしすぎた場合もベンチレーションです)

図 にトリムタブが表示されていますが、この目的は直進性の補正にありますが、アルミ部分の腐食を防ぐアノードの役目を持っています(小型の船外機ではトリムタブとアノード兼用ではなく、アノード単体がアンチキャビテーションプレート下側に取り付けられているものもあります)。アルミ部分の腐食を防ぐため、アノードは海水中でアルミのかわりに溶けていきます。アノードが溶けて無くなってしまうと、アルミ部分の腐食が始まり、船外機本体やプロペラまで腐食してしまうので、ある程度消滅したら交換が必要です。 以上プロペラの話をしてきましたが、今までの説明で明らかなように、船外機のパワーをボートのスピード、推進力に変換する唯一の部品です。特にプロペラのセッティング、メンテナンスには十分に気をつけないと、十分な性能を得られないばかりか、船外機を損傷する恐れさえあります。たかが、プロペラ、されどプロペラといえます。


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